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島根県浜田市にある教会です。

イエスは答えて言われた。
「わたしがしていることは、今はあなたにはわからないが、
あとでわかるようになります。」
ヨハネの福音書13章7節


2011年3月11日は日本中の人々の記憶から決して消えない日になってしまいました。
誰があのような大きな地震が起こり、大津波を予想したでしょうか。
誰が日本の国で原発の事故が実際に起こると考えたでしょうか。

一万人以上の方々が亡くなり、今も一万五千人以上の方々の行方が分かりません。
多くの方々が家族を失い、家を失った大惨事になりました。
しかも、今も原発の放射能漏れが続き、復旧のめどもたっていない状況です。
そんな中で復興に命がけで働いておられる方々、ボランティアの方々、本当にご苦労さまです。
私達も祈ることと出来る事をさせて戴きます。

亡くなられた方々、被災された方々に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 確かに自然災害で誰も地震や津波を止めることは出来なかったでしょう。
「でも神がおられるならどうしてこんな酷い事を許されるのだろう。」と考える方もおられると思います。
今回は東北や東関東の方々が被害に遭われました。
でも誰が被害にあっても不思議ではない。家も壊され神社やお寺、教会も壊れて無くなってしまいました。
クリスチャンの方もそうでない方も亡くなってしまわれました。
被災された方がいて、そうでない方々もおられるのです。誰が被害にあってもおかしくはなかったと思います。
神がおられるのにどうしてこんなことが・・・・。
神がおられることは疑いませんがどうしてこんな悲しいことが起こったのか。
直ぐに答えを出すことは難しい、いいえ、誰にも分からないかもしれません。

それでは神の知らないところで今回の大震災は起こったのでしょうか。
そうではないと思います。

世界中で起こる出来事は全て神の手の中で起こっています。
ですから今回の事もやはり、神はご存知であったと思います。
今回の事を神が許されたとしたら何か理由があるのではないでしょうか。
私達は復興と共にその事を真摯に考える必要があるのではないでしょうか。
原発ということを今一度、根本から考えなさい、ということでしょうか。
日本という国が進んでいる方向に何か問題があったのでしようか。
神を信じている者達の集まりである教会に何か神はメッセージを発信されているのでしょうか。
分かりません。

今は大震災の復興を第一に考えなくてはなりません。
復興は始まったばかりです。
これから復興に長い時間と努力と忍耐が必要です。
そして皆の頑張りできっと復興出来る事を信じています。
でも、復興が出来てそれだけで終わってしまってはいけないのではないかと思います。
今一度、私達の生き方を考える機会にしなくてはならないでしょう。

被災された方々の心と身体と生活が一日も早く復興されることを心からお祈りさせて戴いています。



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2011.04.08 / Top↑